WINTER STRATEGY
土温が下がっても、微生物のチカラを支える工夫を。
土温が冷蔵庫内の温度(約5℃以下)よりも低くなると、微生物の働きはほぼ止まってしまいます。止まってしまうと困りますね。冬場だけ生ごみを燃えるごみに出すのも一つの手ですが、少し考えてみましょう。 冬場は分解が遅くなるのが当たり前と理解しつつ、社会貢献の気持ちで少しだけ手間をかけてみましょう。
微生物が活動しやすいよう、外部の冷気を遮断するなどの工夫をします。遮断するための保温材としてプチプチ、発泡スチロール板がありますが、それに通気口を開けておき、その外側に寒冷紗、内側に不織布を貼ってサンドイッチして、土の表面を覆っておけば保温効果は高まります。分解に伴う水分の発生を通気口から発散して土の表面の乾燥に役立ちます。


米ぬかの他、廃食油、煮汁の残りなど、微生物が好む味付きの水分系を生ごみに混ぜることが有効です。これらのブースターを投入して分解を促します。(画像はスコップですくった米ぬかです)

生ごみをクラッシャーなどで細かくすると切断面を増やし、微生物との接触面が増えて分解が早まります。クラッシャーは手動でも電動でもかまいません。

生ごみポットに米ぬか等を投入し数日置くなどして一次発酵を促すのも有効です。生ごみをより細かくしておくと効果的です。

加熱して細胞を壊すのも有効です。フライパンの余熱、ストーブの上などで野菜など硬い部分を加熱することで細胞が壊れ、微生物との接触機会が増えるので分解を早めることができます。

生ごみを数日水に浸しておくと細胞が壊れやすくなります。手間がかからない方法の一つです。ここでも細かくしておくことが有効です。
冬場は分解が遅いため、次に掘った時に前回の生ごみが残っていても心配いりません。 2週間を目安に様子を見ながら、埋める量を調整しましょう。未分解で残っている生ごみと新しい生ごみとを混ぜて改めて埋め直すことになります。水分量は控えめに泥団子がギリギリできるくらいで良いと思います。
※未分解の生ごみが目立つときは、梅の花が咲く頃に「春先対策」で手当てをしましょう。